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結婚してからの日々を綴った当ブログ。
このたび、閉鎖することに決めました。 私自身がリセットされてしまい、昔のことなんてもうなにひとつ覚えちゃあいないからです。 他人の日記帳のつづきのページから日記をつけるみたいで、なんだかきもちわるい。 私の場合、結婚してからの日々の記憶(というより結婚してからの自分自身)がごっそり抜け落ちています。 過去の記憶が無いということは、とても不幸なことです。 しあわせな記憶も多々あったであろうに。 それでも私は、過去のブログを読み返す気にはなれません。いまのところは。 裏ブログの方も、(目的は達成されたので)もう更新されることはありません。 まだ準備段階にも入っていないものの、ちかい将来、別ブログを立ち上げるつもりでいます。 お気に入りのものだけをセレクトするか、家族の出来事を綴るか、娘との毎日を綴るか、日々の自分の思いを綴るか、厨仕事の覚え書きとするか。 まだ、予定は未定です。 予定は未定。 すばらしいことばですね。 ちゃきちゃきと計画立てて毎日を送っているものの、本当は私、計画を立ててそれに沿って行動するなんて、性に合いません。 計画性なんて、くそくらえ。 だって、なにも予定が無いいちにちが、いちばん素敵。 とまれ、これでおしまいです。 see you next stage!
こねるという作業がからだの中央にちからがはいってしまう、という理由で、パンづくりを無期限休業にしていたのですが、なにか手づくりのものをつくりたくて、熱に浮かされながら寝間着姿でスコーンを焼きました。
スコーンなら指さきでバターと粉をすりあわせるだけなので、おなかに余計なちからがはいらず、しかも短時間でかんたんにつくれます。 入院前に、なにか夫に思い出をつくってあげたかったのです。 ![]() お寝坊した土曜日のブランチに。 入院前の、最後のお茶会。 翌朝はちょっぴり早起きして、お重にお花見弁当を詰めました。 夫の大好きな鶏唐揚げに、かむとじゅわっとおだしの出るきいろいだしまきたまご、ブロッコリにかぼちゃの甘煮、天津ポテト、おにぎりに韓国海苔。 お重をさげて向かった先は、去年も行ったお花見スポット。 ![]() ![]() ![]() それでもすごい人出でした。 一族総出、大学生グループ、親子3人、恋人たち、女子会。 何畳ぶんもの広大なブルーシートに立派なBBQセットからたちのぼるおいしそうな匂いの煙、こぢんまりとしたシートにおかあさんお手製弁当、ふたり肩をならべて仲良くつつく市販の花見弁当、各自持ち寄りのおかずとデザート、林立するビールとジュース。 縄跳びをしたり、桜の樹のあいだをぬって仔犬のように走りまわる子供たち。 どのひとの顔も、ようやく訪れた春を寿いでかがやいていました。 入院前に、すべり込みでなんとかお花見できて、よかった。 夫が「おいしい」と言ってくれて、よかった。
ナイーブな乙女(!)だった若かりし日は、失恋などした日にゃあたっぷり1年かけて傷心を癒したものであるが、厚顔無恥なオトナになってしまった今では、どんなに厭なことが降りかかってこようがひと晩ねむれば大抵のことはころりとわすれてしまえる。
たとえ今失恋してしまったとしても、「ま、しゃーないじゃん」と瞬時にあきらめてしまえるだろう(たぶん。実際に恋をしていればわからないけれど)。 オトナになるって、なんて生きやすいのだろう。 オトナって、素敵だ。 生きにくいとかんじている若人(死語)たちは、とりあえずオトナになるまで我慢して待ってみればいいのだ。 時間が解決してくれます。 それと、ヒマなのはよろしくありません。 人間、ヒマだとロクなことをかんがえません。 こんな人間なので、昨日くぐり抜けた嵐のことなどころりとわすれてしまっているのだが、まあとりあえず、思い出せる範囲内で記録として記しておこうとおもう。 昨日の私は、荒れていた。 それでも。 とてもそんなきぶんじゃあないのに高野豆腐をうすあまく煮つけ、とてもそんなきぶんじゃあないのに揚げものに励み(そらまめとえびと新玉ねぎのかき揚げ!なんと春らしいお献立!)、とてもそんなきぶんじゃあないのに夫の革靴をみがきあげ、(以下略)夫のワイシャツにアイロンをかけた。 最初から荒れていたわけではない。 衝撃を受けて(というか厭な予感が現実化して)撃沈し、春うららかな陽気だというのに(だからこそ)おもてにゆくきぶんになれず部屋のなかに引きこもってソファのうえでうずくまっており、やがてむくりとうごきだして、がしがしと乱暴にアイロンをかける頃には怒りはピークに達していた。 怒り。 まわりの、かるがるしくもひとに無邪気に期待するひとたちへの。 「したくない」という希望より「したい」という希望を優先させるのが当然だとかんがえるひとたちへの。 「したくない」というきもちやら理由やらを慮るという発想の無い、きわめて健全なひとたちへの。 マイノリティに属したことのない、「ふつう」が「あたりまえ」だとかんじているひとたちへの。 想像力に乏しいひとたちへの。 自分の言動が他者を傷つけるなどとは夢にもかんがえやしない善男善女たちへの。 善人なんて、きらいだ。 きらいだきらいだだいきらいだ。 私は、攻撃が内に向かうタイプの人間である。 自分を責め、まわりに申し訳なく、更に容赦なく自分を責める。 厚顔無恥なオトナになった今では、意識的に攻撃を自分から反らせ、他者を(こころのなかだけで)責めることによって自分をまもる術をおぼえた。 しかしながら、悪意の無い善男善女を恨み憎むことなど、当然ながらできやしない。 だから私は、筋のとおらないものわかりのわるい駄々っ子になって、嵐をやりすごそうとする。 なにがあったかといえば、なんということはない。 近々、手術を受けるために入院するというだけの話である。 「みんなが改装したいなんて言いださなければ、白アリの被害に気づくことなんてなかったのに!」(←くさいものに蓋をしているな~)というのが、いちばんちかい心情かもしれない。 そもそも私は、良くいえば慎重、わるくいえば臆病で冒険というものをしない。 己の身の丈を熟知しているので、手にあまる事柄には最初から手を出さない。 が、もちろんひとりで生きている訳ではないので、いつも自分の我をとおす訳にはゆかないのは当然のことだ。 で、まわりの希望を尊重し、無理をして不向きなことに着手する。 そしてそれは歪みとして現れ、内心「ほうら、やっぱりねぇ」と黒く溜飲を下げる。 だから嫌がっていたのに。 こうなることはわかっていたのよ。 今さらあわてても仕方ないことなのよ、これがあなたたちが望んだ結果よ。 ふん。 こんなふうにして嵐をやりすごし、夜中もうなされ、翌朝目覚めたときには嵐は去っている。 当然のように手がうごいて洗濯物を干し、夫が起きだしてくるまえにすべての掃除を済ませ、昨晩のこしておいたかき揚げで天とじ丼をつくって夫に出す(朝から!)。 入院に備えて、数週間前からこちょこちょと家のなかを片づけている。 冬のコートをクリーニングに出し、消耗品類を補充し、ベランダを掃除し、窓ガラスをみがき、冬グッズを洗濯して片し、座布団を干し、夫のためにゆで野菜や料理やごはんを冷凍して付箋を貼り(「ゆでブロッコリ」だの「炊き込みごはん」だの「きゃべつのカレー煮」だの「ひとくちとんかつ」だの「さんまの梅煮」だの)、今朝は自分の衣類の衣更えをした。 私の衣類はすくないので、あっという間に終わってしまう。 衣類も持ち物も、女性にしてはすくないほうだとおもうけれど、私としてはまだまだ無駄が多いとおもう、どんどん捨ててゆきたい。 もちろん、私は、捨て魔だ。 近年めずらしく桜の開花が遅れた今年だが、ようやく春本番の陽気、川沿いの桜もちらほら咲きはじめている。 今日のこのつよすぎる日差しの下、どんどんどんどん花ひらいて、お花見のピークは今週末・来週末といったところか。 冬のあいだ常にタートルネックやマフラーでくるんでいたしろい首筋をハダカにして春風にあて、春という季節をかんじる。 路傍のしろい水仙は、きいろい水仙にバトンタッチしている。 いつものお散歩コースの犬(「けつねちゃん」)は、うららかな日差しに目をほそめる。 天下太平な、春の日。
2年前の今日、3月24日にはもう、ちらほらと桜の花が咲いていました。
きよらかに晴れた、すがすがしい朝でした。 ぐらぐらゆれる巨大なあたまと重すぎる純白の衣装、ふだんは決してつけないまっかな口紅を、もてあましていました。 そして、2年が経ち。 ![]() 私は、花の色がまじるのが、あまり好きではありません。 色とりどりの花束をいただいても、いつも、分けて飾ってしまいます。 ![]() ![]() うれしい。 現在きびしすぎる現実に直面している私は、とても浮きたったきもちにはなれなかったのですが、それでも、夫の贈ってくれた花たちは、家のあちこちで私を癒してくれます。 おもいがけないほどにあざやかな色彩と、生命力で。 妻がこんなことでは、いけませんね。 はやく元気にならなくては。 いつも笑顔でいなくては。 気を遣われてばかりの今の状態を脱却して、常に気遣う立場にならなくては。 こんな私を、3年目もよろしくおねがいします。 ![]()
昨日のにちようびの朝は、ぴかぴかの上天気でした。
うららかな、それはまさに、窓みがき日和。 ひと冬のあいだ、私たちを外の寒さから隔ててくれた、ペアガラス。 くもりひとつなくぴかぴかにみがきあげました。 背後、ひろいベランダにはところせましと、まっしろな大量の洗濯物が春風にはためいて。 春の日の窓みがきというものは、しあわせのひとつのかたちかと存じます。 家事がひと段落つく頃、起きだしてきた夫と向かい合って、のんびりとブランチを摂ります。 1週間のなかで最もくつろいだ、たのしい食事です。 ↑ このなかにはひとつだけ、ちいさな嘘が含まれます。 おなかが空きすぎて飢餓状態に陥っていた私は、ぐっすり眠りこけて起きてこない夫に業を煮やし、たったひとつだけしか買えなかった東風さんのクロワッサンを「たべちゃっていい?たべちゃうね~」と脅したのです(←悪妻)。 夫はもちろん、「あかん~!」と飛び起きてきました。 ![]() 1杯のかけそばよろしく、両方はんぶんこしていただきました。 春のきぶんで淹れたのは、ルピシアの「シャンパーニュ ロゼ」。 いちごの香りがあまやかな、爽やかな紅茶です。 茶葉の見た目も、とてもかわいらしいんですよ。 とっておきの紅茶を淹れたのですもの、ブランチは、これでおわりではありません。 ![]() ぬはぬは、ぬは。 上品とは対極の、そんな忍びわらいが出てきてしまいます。 ![]() ぜいたく讃岐和三盆。 このつぎは、なにがなんでも、栗ものを所望するぞよ。 下のほうのランクのもので、充分なのでございます。
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