everything in its right place | |||||||||
天気予報では雨だったのに、春らしい淡い水色の空に白い雲がたなびいている。 朝イチで病院だったので、ささっと簡単に掃除して洗濯物だけ干し、ばたばたと家を出る。 病院までの道すがら、ちいさな春に魅せられた。 病院からの帰途、北山通沿いの自転車屋さんに寄り、ぺしゃんこのタイヤに空気をぱんぱんに入れてきた。 これで、自転車がつかえる。 行動範囲が半端でなく広がるし、重い荷物も持たなくていい。 肩こりだってさよならだ。 うれしくてうれしくて、遠まわりして帰って来た。 おでこを全開にしてびゅんびゅん風をきって、ごきげんに自転車を走らせる。 京都の街を、縦横無尽に。 #
by hitomi_spg
| 2009-03-25 12:15
| 身辺雑記
夫が花を贈ってくれた。 春らしい、かろやかなスイートピー。 否、揺り起した訳ではなく、彼はもともと眠りが浅い。 「また買って来るし」とほほえむや否や、すこやかな寝息をたてる。 もうひとつのおみやげ。 「自分があまいものが食べたかってん」と手渡されたのは、ミスタードーナツの紙袋。 素敵。ならば熱い紅茶を淹れましょう。 罪悪感?そんなものありまっせん。 こんなうれしいきもちで半分こして食べたおやつは、すこやかな血となり骨となるにちがいないから。 #
by hitomi_spg
| 2009-03-20 01:58
| 身辺雑記
街の北の果ての小ぢんまりした瀟洒なマンションに越して来て、まだ1週間にもならない。 当初は、あな辺境の地だ都落ちだ、と事あるごとに内心凹んでいたのだが、住めば都、もうずいぶん気に入っている。 妙なところで順応性にすぐれているのかもしれない。 緑豊かな閑静な住宅地で、時間がゆるゆると流れ、ひともおっとりしている。 近くに有名且つすばらしくおいしいパン屋さんがあり、さらにすぐ近くに、有名ではないけれど瞠目するばかりに本格的においしいパン屋さんがある。 山や池や川のある大きな自然公園もある。 乗馬クラブがわりと近くにあり、窓を開けていると時折、「いひひひーん」だの「ぶるぶるるん」だの、馬のいななきが聞こえる。 以前は街の東の果てに住まっており、そこは桜の名所であった。 全国から観光客が集まる土地で日常的に桜を眺める贅沢。 今年からはその贅沢に身を浸すことはできないけれど、このマンションの駐車場にもぷち桜並木があり、開花を心待ちにしている。 なにぶん北の果ての地なもので、まだまだつぼみ固し。 しかし街を南下した川沿いの陽あたり良好な樹のつぼみは、早くもほころびかけていた。 街のほぼ中央を、大きな川が北から南へと流れている。 北西と北東から流れて来た川が合流して下流へと注ぐ為、街はY字の川によって三分されている。 北の山の雪が溶けて川となっているのだろう、いくぶん増水していた。 飛び石を渡って川風を受け、季節の移ろいを感じる。 #
by hitomi_spg
| 2009-03-19 23:59
| 身辺雑記
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